
ABOUT
小松 加奈
Kana Komatsu
直観と対話で、人と組織をひらく。
ライフコーチ|人材・組織開発パートナー
ザ・トラベル人事®|頑張る人応援係
人と組織の“内なる声”に耳をすませ、
本質的な変容を支えるパートナーでありたいと思っています。
現場で人事全般に従事しながら、20年にわたり、
人材開発・人間関係開発・組織開発といった「人の成長」に関わる実践を積んできました。
キャリアの前半には、ライブエンターテインメント業界にて
「パフォーマンスを引き出す」「場を創る」「空気をデザインする」といった感性と直観の現場に身を置き、観察と体感を重ねてきました。
人間学・脳科学・生態学などの学びも統合しながら、
“心理的安全性”を土台にした対話と場づくりを通して、
個人やチームが自らの声に気づき、動き出すプロセスを支えています。
さらに近年は、「無形資産(人的資本・関係性・組織文化など)」の視点から、働く人が“すでに持っている力”に光をあて、その内なる価値を可視化・活性化するサポートにも取り組んでいます。
もっと自然に、もっと自由に、もっと幸せに働く、生きる。
このテーマのもと、人が内側から変わり、組織がオーガニックに育っていく未来をつくっています。

STORY 01
ストーリー
01
「理不尽なエンタメ業界に疑問を抱いていた私」が「海外留学と学び」を経て
「のびのびと幸せに働ける社会を目指して挑戦を続ける」話

日過去のしんどかった自分(社会への疑問)
幼少期から宝塚などの観劇に親しみ、ステージで歌い踊ることを夢見ていました。しかし、現実は厳しく、裏方としてエンタメ業界に入りました。華やかさの裏で、口約束の契約や不透明な金銭のやりとり、コンプライアンス無視の風潮に強い違和感を覚えました。相談相手もおらず、人事部の人という存在もなく・知らず、「業界はこういうものだ」と割り切れない自分がいましたが、どんな環境でも「自分を失わないように」心がけていました。
行動のきっかけ(新たな知識・経験)
ある日、劇団に勤める友人から「海外にはアートマネジメントという専門分野がある」と教えてもらいました。「これだ!」と直感し、パフォーマーではなく、その人たちを支えるプロになる道を決意しました。しかも海外でも通用するレベルで。舞台制作を始め、リーガル、ファイナンス、契約管理、マーケティング、プロモーション、人事など、多様な役割がプロとしての地位を確立するとはどういうことなのかを知りたくて、留学を決意。
留学先がニューヨークで、「エンターテイメント・マネジメント」のような産学連携的な学問は盛んな方で、本当に想像以上にいろいろな学びが世界水準で受講でき、大変だったけれど好きなことだけして暮らしていたので、本当に幸せでした。
ただ、ひとつ現実を突きつけられるような思いをしたのもニューヨークででした。日本人のお友達が何人かできたけど、いわゆる、海外赴任できていた方が多かったので、要するに・・・大企業のエリート社員だったりで、「会社が払ってくれている」とか、「お給料はだいたいこの位とか・・・」、自分の知っていた世界とあまりに違かったので、「え・・・、私、好きなことしてるし、プライドも持ってここまで来たけど、なんか、、、会社に何か大きなものを支給されたこともないし・・・、もしや、損してる?」当時30歳位だったので、「あれ・・・、私、自分の仕事のこと以外の世界を知らなかったのかも。」


同時期に、ビジネススクールの授業で「Organizational Behavior(組織行動学)」に出会い、人生の転機となる大きな気づきを得ました。組織行動学とは、組織における個人の心理や行動を科学する学問で、経営学の中核理論分野のひとつです。組織行動論とも呼ばれ、組織の目標達成に向けて個人がどのように取り組み、組織に影響を与えるのかを研究します。「人間という軸でみたら、みんな同じ~働いたり、暮らしたり、喜怒哀楽があり・・・、何かのきっかけで成功したり、失敗したり・・・」。業界なんて関係なく面白い!エンターテイメント業界しかないと思っていた私の中に、普遍的なテーマに=「人」に関するキャリアの芽がスタートした瞬間でした。
その経験が大きく影響し、日本に帰国する際にはエンターテインメント業界から少し距離を置き、「職場がステージ」という視点で働く人々を支援したいという思いが芽生えました。実際に経験を積んで、業界が異なると世の中へのアウトプットは変わりますが、「人間は人間だ」と思い。AIをはじめとするテクノロジーの発達と共存しながら、「人間が人間の本来の仕事」をする支援を続けています。

気づきと想い(目指す社会)
エンターテイメント、金融、IT、自動車、製薬等「誰かの生活を豊かにする」業界で人事に従事をしてきました。世の中に「与えることができる人」が力を発揮できない状況が本当に悔しいし、本当にもったいないという現実に何度も遭遇しました。「世の中に豊か さを与える人」が、疲弊したり、損をしたりする状況を少しでも変えたい。それぞれが幸せに働き続けられる、のびのびと生きられる世の中を創りたい。そんな世界に私も住んでいたい、が私の想いです。
結び
世の中の理不尽も、不公平もなくならないけど、理不尽な現実に向き合いながら、自分の違和感を大事にして、様々な経験を経て、学びを深めてきた私。そして今、働く人たちが自分らしく力を発揮できる未来を目指して、挑戦を続けています。この物語は、まだ道半ば。
でも、だからこそ、自分でもこれからの展開が楽しみです。

STORY 02
ストーリー
02
「与える人(Giver)」への想いの物語

私がエンターテインメントの本当の価値に気づいたのは、あるアーティストの言葉がきっかけでした。
「エンターテインメントって、人を大事にすることなんです。」
その言葉が心に響いた瞬間、私は気づいたのです。「この作品は私たちのために作られているんだ」と感じる温かさ――その特別な時間こそが、エンターテインメントの力だと。そしてそれは、「あ、私のことを歌っているんだ!」と誰かが感じる、人生の中の大切なひとときでもあります。
エンターテインメント業界に身を置いていた頃から、人事という「人」と向き合う仕事に携わる今も、私はずっと変わらない想いを抱いています。全ての人にお会いすることはできないけれど、自分とご縁があった人には、少しでも幸せを感じてほしい――そう願ってきました。
エンターテインメントの語源はラテン語の「inter」(間)と「tenere」(保つ、握る)」に由来します。つまり、エンターテインメントとは
「人と人の間をつなぎ、そのつながりを維持する」という意味を持っています。
「人を大切にし、つながりを深める」――この想いのもとに、今日も頑張る人たちがいます。
・歌手や俳優、クリエイター、プロスポーツ選手
感動や夢を届け、希望を与える存在。
・ホテル、飲食店、旅行会社
心地よい時間を作るために細部まで気を配るプロフェッショナル。
・看護師、介護士
患者や高齢者を支え、寄り添う献身的な存在。
・教育者
子どもの未来を守り、育むために情熱を注ぐリーダー。
・人事・総務
会社の中で社員のサポートを提供する

こうした人たちは、「Giver(与える人)」と呼べる存在です。彼らは他者の幸せを願い、全力で貢献しています。しかし、その努力やスキルが必ずしも労働環境や報酬に見合うとは限りません。「好きで始めた仕事なのに、疲れ果ててしまう日もある」――そんな現実を、私も目の当たりにしてきました。
だからこそ、私は思います。
「誰かを幸せにする人が、まず幸せであってほしい」と。
このプロジェクトは、「与える人」が疲弊することなく、自分の力を持続可能に発揮できる未来を作るために始まりました。「目の前の幸せ」と「その先にいる人の幸せ」の循環を広げ、支えたい。そして、与える人たちが搾取されることなく、自分の価値を認め、心から幸福を感じられる社会を目指しています。
「与える人」への敬意と支援を込めて――あなたの幸せを支える存在に、私はなりたいと思っています。
MESSAGE
メッセージ
幸せに働き、生きる力は、誰の中にも眠っています。
本音を無視せず、本質をあきらめずに生きること。
それは「特別なこと」ではなく、「自分との関係を結び直す」ことから始まります。
対話で、感覚をひらき、
直観で、自分のリズムを取り戻す。
魔法はないけれど、
その小さな一歩が、あなたの未来を動かしはじめます。
小松 加奈
PROFILE
■出身地:東京都
■学歴:日本女子大学(文学部・英語学)卒業
・ニューヨーク大学大学院(Steinhardt School of Culture, Education, and Human Development - Music Business - 修士論文:Intangible Asset 無形資産について)修了
・フルブライト奨学生
■資格・修了プログラム
産業カウンセラー
CTI - Co-Active Coaching
Neuro Leadership Institute – Brain-Based Coaching
Cosmic Coaching (Dougal Fraser)
ヨガ・瞑想指導者/Yoga RYT 500(綿本彰)
ヒプノセラピスト(村井啓一)
レイキプラクティショナー(中川和久)
■趣味
音楽鑑賞、観劇、スポーツ観戦、植物の世話、森散歩、神社巡り
■心の師匠
ヨーダ、ナイチンゲール
