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2025.05.01【第1話】創業ストーリー



(写真@井の頭公園/撮影:photopicnic の藤田さん)



●きっかけとなった原体験



「大きくなったら何になりたいの?」

と大人に聞かれ、何て答えるかモジモジするような普通の子供時代。ものすごい特技があったわけでもなかったので、目の前に現れる現実をみては、「これかな?」「これかな?」と・・・キョロキョロしていました。


最初の憧れの仕事は、


「宝塚のステージに上がって歌ったり・踊ったりする人」

よく観劇に連れていってもらったので、それしか想いつかなかったというのもあるけど、

結構、真面目に思っていました。


だんだん・・・身の程が分かってきた頃は


「ムツゴロウ王国で働くような獣医さん」


当時、ファンクラブ(会員)になるほど好きだった。学校で飼育係もしていた。テレビでもたくさん動物王国のことが放映されていたし、なんだか「鹿さんの出産シーン」とか、「馬さんが病気です、何とか助けなくっちゃ」みたいなシーンに心が熱くなり、「頑張って!頑張って!」をテレビ越しに送っていた。


小学校の校長先生に聞かれたので「獣医さん・・・」と言ってしまったけど、何だか、そうだっけ?!みたいに思い・・・気が付いた時には


「学校の先生」かも?!

担任の先生とか、通っていた私塾の先生とか、今でも「あの先生は教育者だわぁ」と思う体験もあって、「すごいな、私もできるかなぁ?」と思っていた。


大江千里さんの大ファンで、曲を聴くだけでなく歌詞カードを読みまくっていた大学時代は「作詞家か?」とか思っていた。今でも文章を書くのは好きだが、これはさすがに血迷っていたかもしれない。


職業を決める前、教育実習に行った時。もう大学生だったので、若干の分別はできていた。


担当教科である「英語」を教えることは、上手にできた。


が・・・ここで感じたことが原点かもしれない。


「みんな英語の授業聞きたい?」

「なんか高校生だし、授業以外のこと考えてるよね?」

「部活?放課後のこと?お友達?恋愛?」


大学生の時に高校生に対して授業をしたので、教科のことでいっぱいいっぱいで、

「高校生のお悩み」を職員室や準備室で聞いてあげられるほど、大人じゃなかった。


「いつか、本当に話したいこと。本当に悩んでいることを聴ける大人になるのだろうか。」

と思った。


ここまでだけでも、なんとなくアート好きで、誰かの何かの世話をする形があるような気がしている。これが私の原型。



●行動の動機


その後、「何かを創る仕事」をしたく、就職活動の紆余曲折はありながら・・・一番最初の会社(ドキュメンタリー映画の製作会社)に入る。技術職ではないので、監督やプロデューサーのアシスタントしかできないのだけれど、いわゆる、「製作」の仕事は作品を創りあげる為に「何でも」する。出演者の世話、スタッフの世話、スケジュールの世話、お金の世話、もちろん美味しいロケ弁の世話も。


その後、大きな意味で「エンターテイメント・メディア」にいたら楽しいのかな?と思ったけれど、「音/音楽」の鳴る方へやっぱり吸い寄せられて、ライブエンターテイメント関係の会社に仕切り直し。営業やら、企画やら、製作やら、なんだか本当にいろいろ経験できた。


そこで、いわゆる、ビジネスの基礎を学びながら、「もっとアーティストの側で仕事がしたい」という想いに吸い寄せられていった。自分にはできない表現を「どういしたら、このアーティストは、もっともっと素敵な曲を生み出せるんだろう」「どうしたら、もっと心にじーんと来る音を奏でられるようになるんだろう」。(原体験も追加するならば、2つ上の姉がグラフィックデザイナーだったので、小さい頃から絵が上手かったので、「お姉ちゃん、こういう絵描いて」というのにも似ている感覚。)


当時の自分には答えがなくて、もっと知りたい。もっとプロになりたい。

そこで、アメリカのニューヨークに大学院留学することになる。


その時の話はホームページのストーリにも記載した通り。



●なぜライフコーチという形に?



ニューヨークでは実際にはフルタイムの仕事を見つけるのが難しく、帰国することに決めて、日本に戻った時の逆カルチャーショック・・・。これは本当につらかった。複数の文化を知る楽しさと大変さ。ボーダーを生き始めること。


日本のエンターテイメントの製作を続けるモチベーションもだんだん減ってきて・・・。


外資系なら、日本にいる違和感を少し和らげられるかも・・・。


留学中に人材論・組織論の基礎も学んだので、ステージでない、オフィスで働く人を観てみたいと思い、企業で人に関わる仕事=人事を見つけて飛び込んだ。


教育研修、コーチング、ダイバーシティ、新卒採用、中途採用、労務対応、コンプライアンス、ハラスメント対策、給与計算、福利厚生、各種制度づくり・・・・


経験したどの職業も、実は、業務としては上手にできたと思う。

自分で言うのも照れるけど、結構、器用だし、実務は上手。


なんだけど・・・


自分がやっていることのアウトプットの意味・意義を考え始めた時がターニングポイント。


業務の煩雑さも、業務の量も、

「やれば終わる」「終わらせられる」「しかも結構上手に」な自分がいる。


でも、私の仕事で誰かが本当に幸せになっているのだろうか?


人事だ、総務だ、会社の運営のいろいろの

”面倒くさい仕事”やってくれてありがとうという意味(意義)でなく

(※縁の下の力持ちですね~じゃなく)


人間として、自分が対峙している人は、

成長したり、成熟したり、あぁ、幸せだなぁ、豊かになったなぁという

貢献ができているのだろうか?


博愛主義で理想主義かもしれないけれど、

企業人事という仕事の中に、

もっと言えば、ザ・資本主義的経営の中には、

私は意味を見つけることができなかった。


人生後半になる時に、「死ぬ前に」「動けなくなる前に」

やっておかないと後悔すると思った。


この私にとっては狭くなった世界を出ようと思った。

“人事の人”という妙なベールの中から自分を出してあげたいと思った。

世界中にいる、もっといろいろな人と接点を増やしてあげたい。

会社に便利な私でなくて、私が本当にお役にたてる人と出会いたい


もっと、「人」にダイレクトに関わることができる世界にいたい

泥臭くても、制度もルールもない世界に出たい

例え一瞬だったとしても、縁がある人と豊かな時間が創りたい


そして、本音や本質にひりひりしながらも触れながら

普段はできない濃い話、変な話、内緒の本音の世界に身を置きたい

世の中の為と「嘘」をつきつづける世界を出たい


ライフコーチという肩書というよりも、

本音で話せる世界にいたい

人間の本当の声が聞きたい



●どんな人の力になりたいのか


頑張る人を応援したい。


自分もここまで頑張った。


企業の中だろうが、自営業だろうが、ご家庭だろうが、

誰かのせいにしてる人にあんまり興味はない。


本当に頑張る人に届いたら良い


本気の人は美しい



●これから届けていくメッセージ・ビジョン


奏でよう、羅針盤をもって

もっと自然に、もっと自由に

もっと幸せに働く、生きる


不自然や違和感を放っておかない、ガッツも必要だけど

きっとその先に軽やかな生活や人生が待っていると信じています。


このストーリーの先にある、“あなた”と会いたい

あなたとの出会いを楽しみにしています。

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